骨粗鬆症マネージャーが教える、一生歩き続けるための「骨活」のコツ
1. 骨粗鬆症は「予防」と「早期発見」が肝心です
「自分は大丈夫」と思っていませんか?骨粗鬆症は自覚症状がないまま進み、転倒などをきっかけに骨折して初めて気づくことが多い病気です。当院では、最新の検査機器(DEXA法)を用いて、正確な骨密度測定を行っています。
2. 骨を強くするための3つの柱
骨の治療や予防には、お薬だけでなく「食事」と「運動」の組み合わせが不可欠です。
- 食事療法(骨を作る材料を摂る) カルシウムだけでなく、吸収を助けるビタミンDやビタミンKをバランスよく摂りましょう。
- 運動療法(骨に刺激を与える) 骨は負荷がかかることで強くなります。片脚立ちやスクワットなど、家でできる簡単な「貯骨(ちょこつ)運動」を推奨しています。
- 薬物療法(骨が壊れるのを防ぐ・作るのを助ける) 現在は飲み薬だけでなく、半年に1回の注射など、ライフスタイルに合わせた選択肢が増えています。
3. 当院のサポート体制
当院には骨粗鬆症マネージャー(日本骨粗鬆症学会認定)が在籍しています。 「薬の種類が多くて不安」「どんな運動をすればいいの?」といった疑問に、専門的な視点から丁寧にお答えします。医師に聞きにくい小さなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。

骨の貯金、日光浴で始めませんか?
〜骨粗鬆症マネージャーが教える「0円」でできる骨ケア〜
「骨の薬を飲んでいるから大丈夫」と思っていませんか? 実は、骨を強くするために欠かせない**「ビタミンD」は、食事だけでなく太陽の光を浴びることで体内で作られる**のです。
なぜ「太陽」が必要なの?
カルシウムは、それだけを摂っても体に吸収されにくい性質があります。その吸収を強力にサポートしてくれるのが「ビタミンD」です。
- 食事から摂る: 魚(鮭やサンマ)、キノコ類など
- 体で作る: 皮膚に紫外線が当たることで生成される
実は、日本人の多くがビタミンD不足と言われています。当院の血液検査で「25(D)」の数値を確認し、驚かれる患者さんも少なくありません。
今日からできる「骨活」日光浴のポイント
「シミが気になる」「日焼けはしたくない」という方も多いはず。マネージャーとして推奨する、効率的で無理のない方法は以下の3点です。
時間は「1日15分〜30分」でOK
季節や地域によりますが、夏なら木陰で15分、冬なら日向で30分程度が目安です。
「手のひら」だけでも効果あり
顔に日焼け止めを塗っていても、手のひらや足首などを少し露出して日光に当てるだけでビタミンDは作られます。お散歩のついでに、少しだけ袖をまくってみましょう。
ガラス越しではなく「外」へ
ビタミンDを作る紫外線(UVB)は、窓ガラスをほとんど通りません。ベランダに出る、庭の草むしりをするなど、外の空気に触れることが大切です。
骨粗鬆症マネージャーからのアドバイス
日光浴は、骨を強くするだけでなく、体内時計を整え、気持ちを前向きにする効果もあります。
当院では、DEXA法による骨密度測定や、TRACP-5b、P1NPといった数値をもとに、お一人おひとりに最適な「骨活」をご提案しています。 「今の私に最適な日光浴の時間は?」「食事で補いきれている?」など、気になることがあれば、いつでもクリニックで当院看護師にお声がけください!
執筆・相談スタッフ紹介 (看護師・骨粗鬆症マネージャー) 「皆様の『いつまでも自分の足で歩きたい』という願いをサポートします。」
監修:榎本 院長 榎本整形外科では、最新の知見に基づいた骨粗鬆症治療を行っています。
院長 榎本光宏
経歴
平成12年 獨協医科大学医学部 卒業
平成12年 獨協医科大学越谷病院整形外科(現獨協医科大学埼玉医療センター第一整形外科)入局
平成14年 越谷誠和病院
平成15年 八潮中央総合病院
平成16年 獨協医科大学越谷病院 整形外科助教
平成18年 流山中央病院
平成20年 獨協医科大学越谷病院
平成22年 東埼玉総合病院
平成24年 東埼玉総合病院 整形外科科長
平成25年 獨協医科大学越谷病院
平成29年 埼玉県済生会栗橋病院 整形外科部長
令和3年 えのもと整形外科整形外科クリニックを開院資格
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定スポーツ医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツ医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定リウマチ医
小児運動器疾患指導管理医師
身体障害福祉法指定医師(肢体不自由)
難病指定医
臨床研修指導医
ロコモアドバイスドクター役
埼玉肩関節研究会 幹事
NPO法人 埼玉スポーツメディカルサポート 監事 (エコーや全身評価、疾患教育などを行い、野球肘などのスポーツ障害を予防する活動をしています。)

