MRI 

地域の中核病院同等の1.5テスラMRI GE社製 Creator を導入しました。MRIは放射線を使用することなく磁石と電波により体の内部を画像化します。スポーツ整形や肩関節疾患はもちろん、神経、筋肉・腱、椎間板、半月板などの異常による手足のしびれ、腰痛、関節痛などに有用であり、特に「いつの間にか骨折」と言われる気づかないうちに生じる胸腰椎圧迫骨折を発見し、初期治療をスムースに行うことも可能です。
当院のMRIは基幹病院同等の1.5テスラですので、低磁場のオープンMRIに比べ撮像時間が短くより精細な画像を得ることができます。

超音波検査(エコー)

私感ですが医師になった2000年当時と比べ、最も診療に変化を与えたのがエコーだと思います。筋肉・腱・靭帯などの描出に優れており、胎児をみるように人体に影響がほぼないことも特徴です。診断のほか、ハイドロリリース、関節注射などに使用します。

特に専門としている肩関節では患者さんと一緒に画像を見ながら確実に薬剤を注入することができますし、局所麻酔を少量混ぜた生理食塩水を注入していく手技(ハイドロリリース)により診療の幅が広がりました。
当院では診察室に3台、リハビリ室に1台導入しています。

骨密度測定装置

当院では、骨密度測定装置 GE社製 PRODIGIYを導入し、骨粗しょう症の予防、診断および治療に取り組んでいます。
椎体および大腿骨で正確に骨密度を測定するDEXA(dual-energy X-ray absorptiometry)法を用いており、簡便な手関節や踵で測定する検査法と異なり、直接問題となる部位の骨密度を正確に測定することが可能です。